日下内科クリニック
 
HOME 診療内容 医院紹介 アクセス
→解説ページの目次に戻ります。
糖尿病(糖尿病外来)
当院では糖尿病外来を設けています。もちろん保険適用です。
患者数の多い糖尿病は、世界でも研究する機関が多く、日進月歩で医療技術も進歩しています。当院では院長の出身である女子医大糖尿病センターとの連携などで、より信頼のおける進んだ診療が提供できます。また、糖尿病治療はもとより、独自の食事指導や、生活習慣改善の指導も行っています。日本では約600万人の糖尿病患者がいると考えられ、40歳以上の成人の5人に1人が糖尿病の疑いがあり、50歳以上の男性では3人に1人が糖尿病の疑いがあると言われています。初期には、症状がほとんどなく、わかりにくい上に、重い糖尿病になってしまうと、完治が難しく、 失明や尿毒症の原因となったり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす原因になります。逆に、初期であれば、生活習慣を少し変えるだけで、改善する場合も多いのです。よって早期発見、早期治療が、なにより重要な病気の一つです。まず、 検査をうけることです。
糖尿病とは 糖尿病の症状
ご飯やパン、くだものや砂糖、アルコールなどは、「糖質」が含まれています。それが消化吸収されると「ブドウ糖」になり血液の中に入っていきます。この血液中のブドウ糖のことを「血糖」といい、血糖は「インスリン」というホルモンの働きによって、身体を動かすエネルギー源となったり、一部はグリコーゲンとして肝臓に蓄えられます。インスリンは血液中のブドウ糖が細胞内に取り込まれるのを助ける役目を果たしますが、もしインスリンが欠乏したり、うまく働かないと、血液中の糖が増加し、「血糖値」が高い状態が続きます。これが糖尿病です。糖尿病は、初期には自覚症状がほとんどない場合が多いです。また、太っていないから安心という考え方も危険です。右記のような症状がある方は、かなり糖尿病が進んでいる可能性もあります。
糖尿病の原因
糖尿病には、インスリン欠乏による「1型糖尿病」とインスリンがうまく働かない「2型糖尿病」があります。

「1型糖尿病」はウイルス感染や免疫系の遺伝子的要因が関係しているのではないかといわれ、日本人には比較的少ないようです。インスリンを使って血糖値を管理すれば、日常生活にはさしさわりありません。

一方、「2型糖尿病」は、遺伝的な要因に加え、大部分は食べすぎ、飲みすぎ、太りすぎ、運動不足、ストレスなど、いわゆる生活習慣に関係しているといわれています。生活習慣の乱れによってインスリンが出にくくなったり、インスリンを受け取る細胞の感受性が鈍くなったりして、高血糖の状態が慢性化したものです。成人の糖尿病はほとんどこのタイプです。
page up
糖尿病の合併症
糖尿病の初期には、自覚症状がほとんどなく日常生活にも支障がないのですが、放っておいて取り返しがつかなくなる前に対処しなければなりません。
糖尿病網膜症   糖尿廟性腎症   糖尿病性神経障害
毎年3,000人以上の方が、糖尿病網膜症で視力を失い、成人の失明原因のトップなっている 尿蛋白がまず出現し、腎不全→尿毒症となり、悪くすると人口透析の必要がある 手足のしびれや痛みが現れ、症状が悪化すると立ちくらみ・排尿障害・発汗異常・壊痕などが起こる
上記の発生率は低くありません。他にも、意識がうすれて昏睡に陥る糖尿病性昏睡、血液中に脂質が増えることによって起こる動脈硬化症(*)、細菌やウイルスに対する抵抗力が弱り、かぜや肺結核、敗血症など各種感染症にかかりやすくなるなど多くの合併症があり、糖尿病は身体の各部にさまざまな悪影響を与えることがわかっています。
糖尿病と診断されても
動脈硬化は、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞などの原因の1つと言われています。近年、高血糖状態が動脈硬化を促進することが明らかになりました。血糖値が高いという時点で動脈硬化の検査、予防をすることが必要です。
page up
糖尿病の検査
住民検診や人間ドックで血糖値に高い数値が出て、糖尿病の疑いがあった場合、糖尿病の状態を調べる検査をします。血糖値だけでは検査時から数日前の食事などに大きく左右されるため、ブドウ糖と結びついたヘモグロビンや血液中のたんぱく質を調べたり、ブドウ糖を飲んで血糖値の動きをみたりします。
治療中には、血糖値やヘモグロビンの変化の観察のための検査に加え、合併症の進行を観察するための検査(血圧、コレステロール、中性脂肪、体重、血中インスリン濃度など)を定期的に行います。

血糖値の糖尿病の診断基準は右記の表のような値になりますが、前述したように、血糖値はその時の食事などに左右されますので、住民検診などの1回の検査で判断するのは危険です。
糖尿病の検査
糖尿病の治療
食べすぎるとインスリンが大量に必要になり、体内に脂肪がたまります。そうなるとインスリンに対する細胞の感受性が低下し、インスリンがうまく働かなくなってしまいます。その結果、余分なブドウ糖が血液中に残り、血糖値は上昇し、インスリンの働きはさらに弱まるという悪循環に陥ってしまいます。自分のエネルギー量に応じたカロリー計算を行うようにします。バランスのよい食事を規則正しく、長続きさせなければなりません。当院では、一人 一人に合わせた実行可能な栄養指導を行っています。
運動療法
インスリンの働きが悪くなる原因の一つには運動不足があります。運動不足になるとブドウ糖の利用が減り血糖が増え、ブドウ糖を利用する筋肉が減少し、脂肪が増えて、その結果インスリンの働きが悪くなるのです。ただし、急激に激しい運動を行うと血糖値を必要以上に低下させ、逆に低血糖状態になるおそれがあるので、注意が必要です。合併症を進行させてしまうこともあります。
薬物療法
食事療法や、運動療法で血糖値が下がらない場合は薬物療法が行われます。食事療法や運動療法と組み合わせることが大切で、薬だけに頼ることはたいへん危険です。血糖値が下がっても、合併症が進んでしまうことがあるからです。薬物療法は、経口薬の服用とインスリン注射に大きく分けられます。
経口薬には、インスリンの働きを高めて血糖値を下げるよう筋肉に働くタイプ、肝臓で糖がつくられるのを抑制するタイプ、インスリンを出して血糖値を下げるようすい臓に働くタイプ、糖の吸収を遅らせて食後の血糖の上昇を抑えるよう腸に働くタイプなどがあり、最近では即効性の薬なども増えてきています。
インスリン注射も研究が進み、痛みはほとんどありません。また最近は、「悪くなったら一生インスリン」ではなく、早めにインスリンを使って、早く離脱するという方向にかわっています。
page up
Copyright 2005 Kusaka Clinic All Rights Reserved.